宮城の製造現場でAI・IoTを始めるには|身の丈DXラボと、最初に見える化したい記録
宮城県産業技術総合センターの体験・相談・お試し支援を紹介。設備停止を例に、何を記録して何を判断したいかを整理し、デモ見学や相談につなげます。

デモを見る前に、知りたい現場の状態を決める
設備が何分止まっていたか分からない、記録を集計するころには状況を思い出せない。そんな課題がある場合、AIの分析より先に、何を記録できるかを確かめる必要があります。この記事では設備停止を例に、宮城の技術相談へ持ち込む内容を整理します。
体験会・機材のお試し・DXラボの相談を確認する
宮城県産業技術総合センターは、県内ものづくり企業のAI・IoT活用を支援しています。体験会、IoT機材の貸出しによるお試し活用、企業訪問等の伴走支援、動くデモを使った身の丈DXラボでの相談を案内しています。
表は横にスクロールできます
| 支援 | 利用前に確認すること |
|---|---|
| 体験会 | 開催日、内容、対象、申込条件 |
| 機材のお試し | 貸出対象、利用条件、期間、費用負担 |
| 企業訪問・伴走支援 | 相談内容への対応可否と進め方 |
| 身の丈DXラボ | 見たいデモ、相談日時、事前準備 |
公式ページに体験会・ラボ・相談受付フォームへのリンクがあります。
設備停止の記録を、原因の推測と分ける
以下は編集部の検討例です。停止したという観測と、なぜ止まったかという判断を別に記録すると、相談時に「分かっていること」と「まだ分からないこと」を説明できます。
表は横にスクロールできます
| 記録するもの | 例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 観測した状態 | 設備番号、停止時刻、再開時刻 | 時計や設備の番号をそろえる |
| 現場で確認した理由 | 段取り替え、材料待ちなど | 不明なら不明のまま残す |
| 関連する条件 | 品種や作業区分 | 社外へ共有できる粒度を決める |
| 判断したいこと | どの停止を先に減らすか | 記録の数字だけで原因を断定しない |
- センサーが必要か、既存の記録を集計するだけでよいかを比べる。
- 本番設備への接続は、現場の安全・設備管理担当と調整する。
- AIによる説明が出ても、停止原因の根拠を現場で確認する。
相談メモに、知りたいことと今あるデータを書く
機材名が分からなくても、現場の状態を説明するメモは作れます。以下は編集部の準備用ひな形です。
対象の事業所・工程: 知りたい現場の状態: いま残っている記録: 記録の形式と担当者: 現場で確認できる頻度: 設備への接続や設置の制約: 共有できない情報: デモで確かめたいこと: 試行後に判断したいこと:
- 課題を説明
記録したい状態と現状を伝える。
- 方法を比べる
既存記録、手入力、機材の追加などを比べる。
- 条件を確認
安全・費用・担当を確認して試行範囲を決める。
記録が取れたら、改善に使えるかを確かめる
データが増えただけでは、現場の判断は変わりません。記録を見て誰が何を決めるかまで含めて、試行を振り返ります。
試行結果の見方
欠損を確認
停止時刻の抜けや、設備番号の混在がないかを見る。
現場と照合
記録の変化が現場の出来事と一致するかを確認する。
行動を決める
次に調べる工程や改善候補を絞り、担当者と相談する。
相談内容を伝え、利用可能な支援方法を確認してください。
参照した情報・公式サイト
制度・サービスの対象や受付状況は変わることがあります。利用前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。



